薄れていく記憶

忘れようとしなくても、忘れたくなくても薄れていく記憶。
私は子供を亡くしてから5年という月日が流れました。時の流れは優しいようにも思うし、残酷なようにも思う。

細かなことはどんどん忘れている。
サイトに公開するにあたって細かく思い出せたかというと、なかなか思い出せなかった。私はその当時残してあった資料があったので作成できたと思う。何も無かったらきっと細かくは思い出せないだろう。
思い出そうとする気持ちと、思い出すことを拒絶しているような感情がぶつかり合っている感じだった。

記憶が薄れていくこと=子供を忘れることじゃないよと自分で思っていても・・・どんな小さなことも忘れてはいけない、忘れたくないと思う自分も存在する。
どんなに悲しいことや苦しいことも子供との大切な思い出。
楽しい思い出が増えることがないから尚更。

当時は忘れようと記憶を封じ込めようとしていた。それでも溢れ出てくる想い。さまざまな感情。
でも時の流れによって変わっていく。つくづく最近思う。5年という月日の流れ。

5年間一度も思い出さなかった、自分の記憶にない光景を私は思い出した。これはフラッシュバックというものだろうと思う。
思い出すとその光景は確かにあったこと・・・

どれだけ記憶が薄れていっても無くなるのではなく・・・心なのか、頭なのかどこかにそっと存在していて、なにかをしたり見たりすることで光景がよみがえってくるのだろう。
これから年を重ねていっても、時々記憶がよみがえることがあるのかもしれない。

記憶は自然と薄れていくもの・・・寂しいけれどそのことを受け入れつつ、これからも自分なりに子供のことを想っていこうと思う。







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